皆さまこんにちは。熊本のマレー行政書士事務所です。相続は、法律上、被相続人の死亡によって開始します。相続が始まると、故人名義の契約も整理が必要になります。例えば、熊本市上下水道局は「名義が変わるとき」の連絡先を案内し、水せん番号が分かる書類の用意などを求めています。九州電力も、契約者のご他界や相続に伴う名義変更は、現在の契約を終了し新しい名義で契約する案内をしています。今回は公共料金の名義変更・解約の基本をまとめます。
相続直後に迷いやすいのは「その家で今後も生活するか」で、公共料金は大きく①名義を引き継いで使い続ける、②使用をやめて停止(解約)する、の二択になります。先に方針を決め、契約先へ連絡するのが最短です。
名義変更と停止(解約)の違い
- 名義変更:同じ住所で利用を続ける前提で、契約者(使用者)や支払者を変更する考え方です。
- 停止(解約):今後その場所で使わない前提で、供給を止めて清算する考え方です。
電気は、契約者の他界・相続に伴う名義変更は「いったん契約終了→新名義で契約」となる案内もあります。まずは各社の案内に従って確認します。
最初にそろえるもの(探し方)
連絡をスムーズにするため、次の情報を一度にそろえると安心です。
- 検針票、請求書、領収証など(お客さま番号・水せん番号等が載っているもの)
- 契約者(故人)の氏名、住所
- 使用場所(供給先)の住所、停止や変更を希望する日
- 連絡する人の氏名、電話番号
熊本市上下水道局の案内でも、水せん番号が分かるものの準備が求められています。
連絡するときに確認されやすい事項
事業者や契約内容で異なりますが、一般に次の確認が行われます。
- 「名義変更」か「停止(解約)」か
- 最終使用日(停止日)や、引き続き使用する場合の使用開始日
- 精算方法(口座振替・払込票など)や請求先の送付先
- 立会いの要否(ガスなど、作業が伴う場合)
ここを先にメモしてから電話・Webで連絡すると、やり取りの回数を減らせます。
熊本の水道はどこに連絡する?
熊本市の上下水道は、使用開始・中止、名義変更などの案内がまとまっており、電話のほかインターネットでの届出が可能な案内もあります。相続で家を空ける予定がある場合は、停止日を決めたうえで早めに連絡します。
見落としやすい注意点(請求・基本料金)
水道は、使用をやめた場合でも、請求が使用期間から遅れて届くことがある旨の案内があります。また、使用中止の届出がないと、実際に使用していない場合でも届出があるまで基本料金が発生し得る旨の注意喚起もあります。相続で空き家になる見込みがあるときは、「いつまで使うか(片付けに必要な期間)」を家族で決め、停止の連絡を入れておくと整理が進みます。
電気の名義変更は「名義だけ変える」場合と扱いが異なることがある
電気は、結婚等で利用実態が変わらない名義変更は現契約のまま名義のみ変更、契約者の他界など利用実態に変化がある名義変更は現契約を終了し新名義で契約、という区別が示されている例があります。相続の場面では後者に当たりやすいので、連絡時に「相続に伴う変更」であることを伝えると案内が進みやすくなります。
ガスは安全面の確認もポイント
都市ガスは、停止や名義変更に閉栓・開栓などの作業が関係することがあります。各ガス会社のFAQでも、契約者が亡くなった場合の名義変更や使用停止(解約)の案内が用意されています。作業の有無や立会いの要否は会社・契約で異なるため、案内に沿って確認します。
遺言がある場合でも、公共料金の整理は別途必要
遺言があっても、公共料金は日々の生活や住まいの維持に直結する契約です。遺言の内容確認とは別に、「住み続けるか/退去するか」という生活の方針に合わせて、名義変更か停止(解約)かを決め、契約先へ連絡します。必要書類や申込み方法は事業者ごとに異なるため、個別に案内を確認します。
行政書士ができるお手伝い(業際に配慮して)
公共料金そのものの契約変更は各事業者の規程に従いますが、相続全体の見通しを立てる段階で、次のような「整理と準備」をお手伝いできます(税務申告、紛争対応、登記申請などは各専門職の領域です)。
- 契約一覧(電気・ガス・水道・通信等)の作成
- 連絡先と確認事項の整理、家族内の役割分担のメモ化
- 相続関係の把握に必要な書類収集のサポート(書類作成・収集を中心)
まとめ:熊本で相続が起きたら、公共料金は「方針→情報→連絡」
- その家で住み続けるかを決める(名義変更/停止)
- 検針票等で契約番号を確認し、連絡に必要な情報をそろえる
- 各事業者へ連絡し、案内に従って届出・申込みを行う
早めに整理しておくと、熊本での相続に伴う負担を一つ減らせます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
