墓地使用許可書が見つからないとき

皆さまこんにちは。マレー行政書士事務所です。改葬は、墓地、埋葬等に関する法律に基づき、市町村長の許可を受けて行う手続です。また、改葬許可申請書の記入例では、墓地使用者等との関係や、現在お骨が納められている墓地等の管理者による証明欄が設けられています。墓じまいや改葬許可申請を考える際は、申請書の作成より前に、手元の墓地使用許可書の有無を確認することが出発点になります。

最初の確認資料

墓じまいや改葬許可申請においては、改葬先や必要書類の名称から確認したくなることがあるかもしれません。しかし、最初に見たいのは、今あるお墓についての資料です。墓地使用許可書があれば、その区画の使用者が誰になっているか、どの墓地のどの区画かを確認しやすくなります。

墓じまいでは、改葬許可申請の準備と、今ある墓地の使用者名義の確認が並んで出てきます。まずは今の墓地の名義や資料を確認しておくと、その後の話を進めやすくなります。

許可書の確認項目

墓地使用許可書で見たいのは、まず使用者名義です。次に、墓地名、区画番号など、今のお墓を特定できる情報です。さらに、氏名や住所に変更がある場合は、そのまま使える状態かも確認したいところです。

公営墓地では、使用許可証の記載事項に変更があったときの届出が案内されていることがあります。熊本市営墓地でも、許可証の記載事項変更届や、許可証を紛失したときの再交付願が案内されています。手元の資料と現在の事情が一致しているかを見るだけでも、次に何を確認するべきかが見えやすくなります。

許可書がない場合の確認先

墓地使用許可書が見つからない場合は、すぐに改葬許可申請書の作成に進むのではなく、まず今の墓地の管理先を確認する方が整理しやすくなります。管理する自治体や管理事務所に対して、許可書の再交付の可否や現在の登録内容を確認できる場合があります。

熊本市営墓地では、許可証を紛失したときの再交付願が案内されています。したがって、手元に書類がない場合でも、現在の使用者名義や墓所の表示を確認する入口がまったくないわけではありません。まず管理先を確認し、どの資料から取り直せるのかを整理することが大切です。

名義確認と承継確認

手元の許可書が見つかっても、その名義が現在の相談者本人ではない場合は、さらに確認が必要です。使用者が亡くなっているときや、現在の使用関係が変わっているときは、承継や名義変更について管理先に確認が必要になることがあります。

熊本市営墓地でも、祖先の祭祀をつかさどるべき者が墓地の使用権を承継しようとするときの申請が案内されています。つまり、改葬許可申請そのものとは別に、今の墓地を誰が使用していることになっているかを確認する場面があります。墓じまいの話を進める前に、この点をはっきりさせておくと、その後の書類準備が進めやすくなります。

相談前の整理項目

相談前には、次の点を確認しておくと整理しやすくなります。

  • 今のお墓が公営墓地か、寺院墓地か、民間霊園か
  • 墓地使用許可書が手元にあるか
  • 許可書の名義が現在の相談者本人か
  • 氏名や住所の変更がないか
  • 墓地名や区画番号が分かる資料があるか
  • 管理先に連絡できる状態か

熊本で墓じまいや改葬許可申請を考えるとき、最初から申請書の作成だけに進むより、今ある墓地の資料を確認した方が、その後の手続が整理しやすくなります。墓地使用許可書は、現在の使用者、墓地の特定、変更や再交付の要否を考える出発点になります。手元の資料がそろわない場合でも、何が分からないのかを分けて相談すると、確認の順番を立てやすくなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。